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インランド・エンパイア (2006/米=ポーランド=仏)

5年ぶりのリンチ映画、観てきました。3時間。ながっ!

前作の『マルホランドドライブ』と同様に、ヒロインがリッチで上品なハリウッド女優とギリギリの精神状態の貧しい女性を行ったりきたりします。
これ以上の説明できません。

前作のコピーは「私の頭はどうかしている」。
「この映画を楽しめる、わたしもどうかしてるかも、ふふふ」と余裕をかましていましたが、
もう、ついていけません。
リンチさんはどうかしていますが、わたしはどうかしていないようです。

『ブルーベルベット』『砂の惑星』『ロストハイウェイ』『マルホランドドライブ』『ツインピークス』など、過去の作品はラブシーンの有無にかかわらず、幻想的でセクシーな印象でしたが、
今回はそういうの一切ナシ。まじりっけなしの悪夢。
そういう意味では『イレイザーヘッド』に近いです。
『ツインピークス』でいえば、ローラの両親とボブが出ずっぱりみたいな感じかな・・・ちょっと違うか。

裕木奈江ちゃん、全然変わってませんでした。若~い。