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2008年10月 アーカイブ

2008年10月08日

眼鏡卒業

1年ほど迷いに迷っていましたが、
先週、レーシックの手術を受けてきました。翌日の検査で両目1.5でした。
ひじょうに良く見えます。でも、怖かった。

2008年10月10日

モンスターエンジン

モンスターエンジン

モンスターエンジンの「神様コント」を初めて観ました。
おもしろ~い。人気あるんですかね?

大好きな映画『砂の惑星』と共通点を発見しました。

世界観がデカい。かつ細部までの心配りができている。
あと最後まで、フィクションをキッチリ演じきる。

髭男爵も好きなのですが、、
世界観の大きさとそれに比例するアホくささが圧倒的。

神様コントには神様が二人登場します。
初めから神として登場する神様A。
はじめは人間の姿で現れ、途中で「自分も神だ」と告白する神様B。

この神様Aの呪文がね、実にそれっぽくて良いんです。グッときます。
加えて、神様Bの動きに関係なく、被って喋るところが良い!
とても映画的な感じがしました。
『2001年宇宙の旅』のHALを思い出しました。

最後のキメ台詞、「神々の遊び」を、一人で練習しています。

●「神様コント」 マラソン大会 海 居酒屋 公衆便所 砂漠 占い師


2008年10月13日

西岡文彦・ピカソ・琳派

週末、東京に行って、多摩美にて西岡文彦先生の公開講座を受けてきます。
数年前からのファンなのです。

「映画の美術史―スクリーンに登場した芸術史」
「戦争と平和の巨大劇場 敵国の見たナポレオン」

という二つの美術史の講座ですが、
わたしが好きになったキッカケは編集系の本。
何回読んでも新鮮で、頭が良くなった気がするんですよね~。
生でお話が聴けるのが楽しみです。

日帰りももったいないので、
前泊して、ピカソ展か琳派展も観てこようかと思っています。
両方はバテるかなぁ。

2008年10月27日

ピカソ展

先日、東京のサントリーミュージアム(東京ミッドタウン)&国立新美術館で観てきました!

常設展で1枚や2枚、観ることはあったのですが、
いちどに沢山の絵を観ると改めて圧倒されました。

まずはサントリーミュージアムの「魂のポートレート展」。

はじめての東京ミッドタウン。ビックリしました。
ゴージャス。歩いてる人もお高級な空気をまとっています。
一昔前はテレビや雑誌で「東京vs大阪」的な特集があったように記憶しているのですが、
いや、もうね、今じゃ絶対そんな企画は無理ですね。比較になりません。

美術館の中は暗めで、それぞれの絵にスポットライト。天井は低めです。
人も少なめで、とても落ち着いて観ることができました。

作品は「ポートレート」ということで、人が中心。
青の時代の絵のような、筆の跡があまり残らない写実的な絵は凄いし、
いわゆる「ピカソ」的なキュビズムの絵も楽しいのですが、
わたしが好きなのは、ギリシャ神話を題材にしたエッチングや、素朴でおおらかな感じの油絵。
ゴツゴツした大きな手足をもった、のんびりした男女の絵は幸せな気持になれます。

「ピカソってスゴイな~、絵の力ってスゴイな~」とかなり興奮して、美術館を出ました。

そして、ランチ。東京ミッドタウンのスペイン料理屋さんでいただきました。
ピカソ展企画で、美術展の半券をみせたら、ワインかアイスクリームのオマケ付き。
絵を観て気分が良いので、お昼間ですが、ワインにしました。

pica.jpg

ひとりでルネッサーンス。音、出えへんけど。

その後、徒歩で国立新美術館に移動。
こちらは「愛と創造の奇跡展」です。
天井が高く、明るい広い会場に立体を含めた沢山の作品がありました。

そこにジャン・コクトーと一緒の写真が。すごく仲良しだったようです。知りませんでした。

▽コクトーの絵はピカソと似ているな~と前々から思っていました。
http://funkygemini.kt.fc2.com/miniart/kokuto.html

改めて観ても、やっぱり似てるな~。
どっちがどっちに影響を与えたのか?というのは愚問なんですかね。

当日、図録を買おうか迷ったのですが、
ネットで購入可能だったので、家に帰ってからオーダーし、今日届きました。

うーん、やっぱりホンモノを観てきて良かった!
・・・琳派展は時間がなくて、断念しました。

2008年10月31日

西岡文彦先生

東京行きの1番の目的であった多摩美での西岡文彦先生の講座。

先生の著書のすべてに言えるのは、
読んでいるとき、自分が頭が良くなってる気がすること。

もちろん、頭が良い人が書いた本であれば、
どれでも「頭が良くなってる気」になれるとは限りません。

芸術に関して造形が深いのはもちろんのこと、
受け売りの知識だけはなく、心の底から感じたことを、
元編集者の卓越した技術で書いておられるから、
私はそう感じるのだと思います。

・・・ということで、
数年前に古本屋ではじめて本を買ってからファンなのです。
一度、本物にお会いしたいと、はるばる行ってきました。

時間ギリギリに教室に入ると、席についているのは50名ほど。
50歳代、60歳代の方が中心でした。

1時間目は、ゴヤの絵の解説。
2時間目は、ソビエト版・アメリカ版の映画『戦争と平和』の比較。

ず~っと、関心しっぱなし。分かりやすいのは本と同じです。
率直で全く「もったいぶらない」雰囲気がステキでした。

プロジェクターを使った授業で教室が暗かったので、ノートもとらず、ほとんど忘れちゃいましたが・・・。
アカンがな。

ひとつだけ、印象に残ったお話を。
オマージュについて。
「人間は寂しがりやだから、誰かと共感したい。
オマージュは、自分がまだ表現できていない感情をあらわすことに成功している作品に対して敬意を払い、尊敬する先人の心の動きを追体験すること」
というようなことを言っておられました。
メモをとってたわけでないので、間違ってたらすみません。

逆に言えば芸術を志す人は「こういうの(気持)って、あるでしょ?」というのを、
何らかの手段を使って、第三者に共感させようってしてるんでしょうね。

▽西岡先生の載ってるページ。格好いいです。
http://www.bunkamura.co.jp/gathering/guest/guest05.html

200810-tokyo.jpg

帰り。唸りながら授業内容を反芻しつつ、新幹線で、ルネッサーンス。
プラスチックやけど。

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