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十二夜 (1996/英)

誰かが言ってました。
ギリシャ神話とシェークスピアは知っておいたほうが良い、と。
戯曲は読みづらいので、DVD選びに迷ったとき、シェークスピアを借りることにしています。

今回は『十二夜』をレンタル。
主演のヘレナ・ボナム・カーター、好きなんですわぁ。今回の貴族のちょっと変わった気の強いお嬢様、という役がピッタリ。
実生活では上流階級の出身、そしてティム・バートンのお嫁さん。ということで、地のまんまなんでしょう。

●あらすじ------------------------

船が難破し、妙齢の男女の双子が生き別れになる。
妹のヴァイオラは男装し、あこがれのオーシーノ侯爵に仕える。

オーシーノ侯爵は伯爵令嬢オリヴィアに魅かれ、求婚中だが、
オリヴィアは実の兄を亡くしたばかりで、落ち込み、会ってさえくれない。

オーシーノ侯爵は、その深い愛情を伝えるため、
オリヴィアの元に、ピアノが上手く、繊細で少年のように美しい男装のヴァイオラの元におくる。

オリヴィアは美い言葉で侯爵の愛を伝える男装のヴィオラに恋をしてしまう・・・。

▼もっと分り安いあらすじはコチラをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E4%BA%8C%E5%A4%9C
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ラストは、ヴァイオラにそっくりな兄、セバスチャンが登場。
オリヴィアは恋した相手に瓜二つの男性と・・・、オーシーノ侯爵はヴァイオラのひたむきな愛に心を打たれ・・・2つのカップルが誕生し、大団円とあいなります。

かなりムチャなお話ですが、とっても面白い。

上記の「ありえな~い!若者達のドキドキするスイートなラブストーリー(エンターテイメント?)」と平行して「暗くてドロドロした人間くさいストーリー(純文学?真理?)」が展開します。
そのさじ加減がウマイッ!
『ヴェニスの商人』は『十二夜』より”人間くさい”部門が、かなり濃厚でありますが、同じことを感じました。これがシェークスピアが多くの人に愛される秘密なのでしょうか。

『十二夜』の一番の見どころは、伯爵令嬢オリヴィア(ヘレナ・ボナム・カーター)が、男装のヴァイオラに恋しているシーン。めっちゃ可愛くて、ステキなのです!

昨今、恋愛において「モテ」ることが一番重要であるという考え方が主流かと思いますが、片思いで終わろうが、後々相手が「スットコドッコイ」だったと判明しようが、没交渉になろうが、結局は能動的に好きになるほうが楽しいのでお得!とうことが、この映画を観て分りました。

ありがとう、シェークスピアさん。
「モテ」ない人の味方です。