«2009年06月 | メイン |2009年08月 »

2009年07月 アーカイブ

2009年07月03日

カルメン(@兵庫県立芸術文化センター)

みなさんクラシックはお好きですか?

小学生時代、公文式でずっと有線でクラシックが流れていたのを6年間聞き続けましたが、まったく興味が湧きませんでした。

そのずっとあと、映画『ディーバ』を観て、フランス映画の格好良さに驚愕すると同時に、サントラのオペラとサティのジムノペティにより、クラシック音楽ってエエんじゃないの?と興味をもったものの、拡がらないまま。

さらに十数年。
西宮に越してきて、世界的に有名な佐渡さんがプロデュースしている「兵庫県立芸術文化センター」がご近所にあるのに、行かないまま過ごすのは人生において大きな損失損でなないか!?とクラシックが良く分からないまま、今年に入って3回目の訪問です。

まずね、建物が良いんですよ。

090701_3.JPG

高い天井。重厚感のある木とコンクリートが調和した壁。シックで高級感があります。
一歩、足を踏み入れると、単なる商業施設とは一味違った「おほほほ」な気分になるのですよ。

コンクリートは木目の型押しによって、温かみと格調が生まれています。
佐川美術館の茶室を樂吉左衞門さんがつくるときに同じことをやってはったような。(@NHK日曜美術館)

ホールにはいってまず、開演前の薄暗いホールでオーケストラのメンバーがそれぞれに楽器をためし弾きしている様子に痺れました。チームプレーこそのピリピリした緊張感。お喋りしているメンバーさえ、何を話しているのかと想像をかきたてます。

開演。
超有名なカルメンですから、全くの素人の私でも知っている曲が多く、3時間の長丁場ずっと楽しめました。豪華なセットと衣裳、ファンタジックな照明、出演者の数、オーケストラ、圧倒的な歌声、すべてがゴージャスです。

そして、なんといっても指揮者の佐渡さんが格好よかった!
4階の一番後ろと最末席(?)でしたが、動きはバッチリ見えました。
指揮者ってね、子供のころは勝手に神経質なイメージを持っていましたが、現場監督のような、みんなを引っ張る男らしさが必要不可欠ですよね。うーん、付いていきたい!

ということで、オペラ未体験の方、お安い席から、はじめてみませんこと?、

090701_1.JPG

休憩時間のテラスの風景。緑とウッドデッキでリラックス。

090701_2.JPG

「世界一の朝食」で有名な北野ホテルがプロデュースする洋菓子店イグレックプリュスのフィナンシェ。
地産地消(?)。兵庫県立芸術文化センター限定のバウムクーヘンもありました。

2009年07月14日

フェリスはある朝突然に(1986/米)

先日テレビで放映してましたね『スピード』。

ポール・マッカートニーといえば、藤田朋子さん。
キアヌ・リーブスといえば、高木美保さん。
熱狂的なファンで有名です。

痛々しい印象があったので、友だちから「キアヌ・リーブス、好きだったよね」と言われたときに強く否定してしまいましたが、確かに格好いい。
記憶にないけど、好きだったのかしら?

さて、この『スピード』に出てくる、さえない背の高い観光客の男性、おぼえてはりますか?

大好きな青春映画『フェリスはある朝突然に』にフェリスの友だち役で出ているアラン・ラックさんです。知らん・・・か?
▼これを観てね。赤いシャツの人です。高校生役です。

スピードが94年ですから、8年。
たった8年で高校生から中年へ。
それこそ、ものすごいスピードで「おじさん」化しています。
っていうか、86年当時30歳で高校生役がビックリなんですけどね。30歳かぁ、若く見えるな~。

そして、変なベストを着ている主人公のフェリス役のマシュー・ブロデリック。
ご存知ないですか?
かの有名な「セックス・アンド・ザ・シティ」のサラ・ジェシカ・パーカーさんのご主人です。最近知りました。「セックス・アンド・ザ・シティ」、全く観たことないんですけど、ネットで二人が並んでいるのを見てビックリ。そして、「イケイケ感」のどんどん増す奥様の横に居る、マシュー・ブロデリックの老けっぷりにビックリ。

ちなみにアラン・ラックさんは格好よく歳を重ねておられるようです。

本題の『フェリスはある朝突然に』ですが、とっても楽しい青春映画です。
フェリスが観客に向かって言う「人生楽しまなきゃウソだ。」ってのは、今の時代にはマッチしていませんが、仏教で言うところの「対機説法」、現在でも効く人には効くと思います。

陽気で充分人生を楽しんでいる自信のある人には時間の無駄。
「私って、なんだか損ばっかりしてるわ!」ってな陰気なあなた、ぜひ観てください。これじゃイカンと頑張れること間違いなしでございます。

高校時代、わたしはかなり影響を受けました。
ず~と昔、鈴木保奈美さんも一番好きな映画として挙げてはりましたよ。

ちょいヤクでヤク中の青白いチャーリー・シーンがエエこと言うんです。薬物の恐怖が身近になった今、ここも笑いじゃすまないんだろうな~。1986年は平和だった。

---------------------------------------------------
▼コメントにジョンとポールの話題が出たところで、
▼この映画の見せ場(?)のパレード「ツイストアンドシャウト」です。
---------------------------------------------------

2009年07月19日

何叉路?

横尾忠則さんはY字路(三叉路)をテーマに沢山絵を描いておられます。
▼不安を煽る作品です。
http://www.1101.com/yokoo_tamori/y_joro.html

そして、これは昨日撮った写真。何叉路かな?
視線が定まらないせいか、ちょっとクラクラ。

炎天下のなか微妙に角度を変えながら写真を撮っていると、
「すみませ~ん」と気の優しそうな自転車に乗った女性が声をかけてきはりました。
「生活の中で困ったことなどを解消できるお話を聞く会を催しているんですよぉ・・・」
困ってる人に見えたんでしょうね。いやん。

ウィキペディアでは「七叉路」までありました。
「三叉路」以外に使ったことはないなぁ。
七叉路・・・行ってみたいもんです。
(よく読むと八叉路までありました。)

▼大阪には住吉区と河内長野市にあるようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E8%BE%BB

▼Y字路 鼎談 (横尾さん、タモリさん、糸井さん)
http://www.1101.com/yokoo_tamori/2004-07-07.html

長いけど、めちゃ面白いので、最後まで読んでください。
横尾先生、想像とは逆の方向にぶっ飛んでおられました。
超クールです。

最近のコメント

kiritani on 模写-太田さんの作品: ありがとうございます
且 on 模写-太田さんの作品: 髪の色使いが良いッス
kiritani on うつぼ公園のバラ: 一人だと、食べないこ
MIPO on うつぼ公園のバラ: 薔薇きれい!好きな花
kiritani on 壮健になりつつあります。: 黒くてむっちりした私
やっすー on 壮健になりつつあります。: うちも体調不良で病院
kiritani on 退院: 健康でなく、壮健!
ヒトトセ on 退院: キリタニさんのその後
たみお on 入院の可能性: ◎細菌?ウイルス感
ヨシザキ on 入院の可能性: あわわわわ!! 大丈