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おんなじことで怒られる

英会話と絵画教室、楽しく続けさせていただいています。
2人先生の共通点は、教え方がとても丁寧で、ほめ上手。そして穏やかです。

そんなふたりの先生に同じ事で怒られました。
いや・・・決して怒ってはりません。アドバイスです。
「自分の絵の説明ができるようになりなさい」と。笑顔なしのアドバイス。

先生に自分の絵に対する説明をもとめられたときに、
「説明できません」
「特にありません(良いと思うところは)」と言い切る私。
そんな大人げない私への至極マットウな助言です。

絵は描きあがったその瞬間から、お恥ずかしい。
少しでもマシな絵を描いて、「自分の最後の絵=(自分)」を上書き保存したいと思うのです。
いや、すぐには描かれへんし、とりあえず逃げ出したい。
「ちゃうねん、ちゃうねん(※)」と、その場から逃げだしたい。

そういう私のほうが、よっぽどお恥ずかしいのは、
痛いほどわかってるのですが、急に質問を投げかけられると、思考が停止してしまいます。
一週間後にレポートで、ということなら、泣きながらでも、なんとかします。
アドリブにも弱いのです。

このプレゼン下手というのは日本人の特性でしょうか?
わたし個人のウィークポイントなのでしょうか?

高校一年のときの「現代社会」の授業で、『島国根性』というものを教えもらったのを思い出しました。
6から8項目ぐらいあったと思います。
一つも、明確に憶えていないのですが、ほぼ私に当てはまる内容。

授業がおわって、友だちがニヤニヤと近寄ってきて「桐谷さんのことやね」と言われました。
「せやろ、やっぱり、そう思た?」ニヤニヤと、こたえる私。

中学時代にロードショーを購入し、高校一年の夏休みにはホームステイも行きました。
多少は外国かぶれしているつもだったのに、島国根性の権化とは。
ニヤニヤしている場合ではない。

『甘えの構造』って本が流行りましたね。
確か読んだはずですが、内容はボンヤリ、まぁ、そんな感じやったと思います。

ぼんやりとしか姿が見えない島国根性ですが、
私の最初に戦わなければならない、最大の敵なような気がしているこのごろです。

※「ちゃうねん、ちゃうねん」
関西人が言い訳するときの枕詞。「違う」ことは何もなくても使えます。

コメント (4)

Taka:

最近はずかしさというのがなくなってきました。
年のせいやろか。><
アドリブ力は外国人の方と交流するようになってついたんじゃないかと、ふと記事を読んでいたら勝手に納得しました。

SODE:

そういえば、素敵な作品だなぁと思っているのに、それを言うと大変嫌がりますよね(笑)

うめきち:

絵も文章も、後から見ると、めっちゃ恥ずかしいことが多いです。。。。
自分を表現することが下手なんでしょうね。。。

キリタニ:

>SODE君

東の方のヒトは、そういう受け答え、こっちのヒトより上手な気ぃするわぁ。関東は「欧米化」?関係ない?

>うめきちさん

そう!「自分」が恥ずかしいんです。
デッサンだと、上手い下手にかかわらず、堂々と見せられますわ。あんまり「自分」とは関係ないんで。

そういった流れで考えると、英語劇とか、宝塚とか、大駱駝艦なら意外に堂々とやってのけるのではないかと思うんです。機会はないけれど。

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